演題

OP-061-4

当院における膵全摘術後の治療成績と問題点

[演者] 後藤 徹:1
[著者] 内田 洋一朗:1, 松原 弘侑:1, 岩村 宣亜:1, 井上 善景:1, 吉冨 摩美:1, 飯田 拓:1, 上田 修吾:1, 金澤 旭宣:1, 寺嶋 宏明:1
1:田附興風会医学研究所北野病院消化器センター外科

【背景】膵全摘術後は膵内外分泌能不全による糖尿病や栄養障害が問題となる. 【方法】2001年1月から2014年8月までに当院で膵全摘術もしくは残膵全摘術を施行した11症例について検討した. 【結果】年齢は中央値67歳, 男女比6:5, 原疾患は膵癌4例, IPMN 6例, 転移性膵腫瘍1例. 術式は膵全摘8例, 残膵全摘3例. 術後平均在院日数は43日で, CD分類GradeⅡの合併症は55%に認めたが, GradeⅢ以上の合併症は認めなかった. 術後観察期間は中央値47ヶ月(2~130ヶ月), 5年生存率は76%であった. 5年以上生存例において術前, 術後1年, 5年のHbA1c, BMI, Alb , T-cholについて検討したが, 有意差を認めず,経静脈的栄養が必要な症例や脂肪肝発症例は認めなかった.【考察】当院の成績は文献的報告と比べて術後合併症の発症頻度は同等であり, 長期管理においても安定していた. 綿密な栄養指導と糖尿病内科専門医による定期診察の継続が良好な管理を可能にしたと考えられた.
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