演題

OP-061-2

膵癌切除症例において術前サルコペニアは予後因子となりうるか

[演者] 奥村 晋也:1
[著者] 海道 利実:1, 濱口 雄平:1, 藤本 康弘:1, 小川 晃平:1, 森 章:1, 波多野 悦朗:1, 増井 俊彦:1, 水本 雅己:1, 岡島 英明:1, 高折 恭一:1, 上本 伸二:1
1:京都大学肝胆膵・移植外科

【目的】術前骨格筋の量と質に着目し膵癌切除症例における術前サルコペニアの意義について検討した。【方法】対象は2004年から2013年までの膵癌切除230例。骨格筋量と質は術前CT臍レベルでの腸腰筋PMI(腸腰筋面積(c㎡)/身長の2乗(㎡);PMI低値は骨格筋量減少を反映)、多裂筋IMAC (多裂筋平均CT値/皮下脂肪平均CT値;IMAC高値は筋肉の脂肪化(質の低下)を反映)にて評価。検討項目はPMI、IMACにて層別化した群間での術後全生存(OS)、無再発生存(RFS)、および膵癌術後予後因子。【結果】OSはPMI低値群、IMAC高値群で有意に不良(共にp<0.001)。RFSはPMI低値群(p<0.001)、IMAC高値群(p=0.010) で有意に不良。死因は原病死が最多(92%)、他病死も含め両群で差は認めず。骨格筋量の減少と質の低下は、男性・低分化・リンパ節転移・R1・術後補助化学療法未施行と共に独立予後不良因子。【結語】膵癌切除症例において術前サルコペニアは予後不良因子。
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