演題

OP-060-7

通常型膵癌に対する外科治療成績-組織学的門脈浸潤例を再考する-

[演者] 岡林 雄大:1
[著者] 志摩 泰生:1, 住吉 辰朗:1, 上月 章史:1, 徳丸 哲平:1, 齋坂 雄一:1, 公文 剣斗:1, 藤原 聡史:1, 寺石 文則:1, 尾崎 和秀:1, 西岡 豊:1
1:高知医療センター消化器外科

「はじめに」組織学的に門脈浸潤を来した通常型膵癌の予後を明らかとし、その治療方針について再考する。「対象と方法」2005年から2012年の期間に根治切除を施行した通常型膵癌160例を対象とした。「結果」膵癌全体の外科切除後の5年生存率は31.4%、5年無再発生存は23.0%であった。組織学的に門脈浸潤陽性群は陰性群と比較し有意に予後不良であり、門脈浸潤陽性群では早期に肝転移および腹膜播種再発を来した。門脈浸潤陽性症例群の詳細な検討によると、術前の画像診断において門脈系への浸潤形態によって予後に差はなく、門脈浸潤症例に対してR0の手術が施行されていても予後の改善に寄与していなかったが、2生群では血清CA19-9値が有意に低値であった。「結語」門脈浸潤陽性の膵癌に対しては切除先行で良いと考えられるが、術前のCA19-9値が高値を示す症例に関しては術前治療を行い遠隔転移の出現がないかどうかを評価することも重要であると考えられた。
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