演題

OP-060-5

膵癌切除例における腹水洗浄細胞診の臨床的意義

[演者] 増岡 義人:1
[著者] 古川 大輔:1, 和泉 秀樹:1, 矢澤 直樹:1, 飛田 浩輔:2, 中郡 聡夫:1, 小澤 壯治:1, 貞廣 莊太郎:1, 安田 聖栄:1, 今泉 俊秀:3
1:東海大学消化器外科, 2:東海大学八王子病院外科, 3:東海大学東京病院外科

<目的>膵癌切除例における腹水洗浄細胞診(CY)の臨床的意義を明らかにする。<方法と対象>2007年1月~2012年12月までの膵癌切除149例を対象とし、CY陽性15例、CY陰性134例の2群間で背景因子、臨床病理学的因子、全生存期間、無再発生存期間について検討した。<結果>膵癌切除149例の内訳は平均年齢66.8歳(41歳~87歳))、男女比は72:77。再発は105例にみられた。CY陽性群15例中14例に転移再発を認め、うち7例は腹膜転移を認めた。生存期間中央値はCY陽性群299日、CY陰性群916日でありCY陰性群で予後良好であった(HR=2.45(95%CI: 1.38-4.35)、p=0.002)。多変量解析ではCY陽性は独立した予後予測因子であった(HR=2.50(95%CI: 1.35-4.62)、p=0.003)。無再発生存期間もCY陽性群の178日に対し、CY陰性群は420日と延長していた(HR=2.05(95%CI: 1.16-3.62)、p=0.013)。<結語>CY陽性群では生存期間は有意に不良であり、また無再発生存期間も有意に短かった。
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