演題

OP-060-4

通常型膵癌における予後因子としての簇出と再発部位の検討

[演者] 滝沢 一泰:1
[著者] 皆川 昌広:1, 油座 築:1, 相馬 大輝:1, 岡部 康之:1, 廣瀬 雄己:1, 森本 悠太:1, 三浦 宏平:1, 佐藤 良平:1, 永橋 昌幸:1, 坂田 純:1, 小林 隆:1, 亀山 仁史:1, 小杉 伸一:1, 小山 諭:1, 若井 俊文:1, 味岡 洋一:2
1:新潟大学消化器・一般外科, 2:新潟大学分子・診断病理

【目的】通常型膵癌において簇出が治療成績及び再発様式にどのように影響するかを検討した.【方法】症例は2001-2010年に切除した通常型膵癌39例.簇出を“癌発育先進部に存在する単個から5個未満の構成細胞からなる癌胞巣”と定義し,サイトケラチン染色(AE1/AE3)で検鏡して簇出数を算出した.【結果】男27例,女12例で平均64歳.組織分化度型はG1/G2:G3=19:20でAE1/AE3簇出数は4-40個,平均15個であった.高簇出群(簇出数15個以上)18例,低簇出群(簇出数15個未満)21例に分け検討すると,高簇出群は有意に低分化癌(G3)に多かった(p<0.01).多変量解析では顕微鏡的癌遺残 (P<0.001),高簇出(P<0.05)が独立した有意な予後不良因子で,初回再発部位(肝:肺:腹膜:局所/リンパ節:残膵)は高簇出群で5:3:3:2:1例,低簇出群で1:3:5:4:1例であった.【結論】高簇出は独立した予後不良因子で,高簇出群では肝再発の頻度が高い傾向にあった.
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