演題

OP-060-1

膵癌における傍大動脈リンパ節微小転移の予後への影響

[演者] 河毛 利顕:1
[著者] 近藤 成:1, 村上 義昭:1, 上村 健一郎:1, 橋本 泰司:1, 中川 直哉:1, 佐々木 勇人:1, 大毛 宏喜:1, 末田 泰二郎:1
1:広島大学応用生命科学部門外科

【目的】膵癌における傍大動脈リンパ節(PALN)微小転移が予後に影響するかを検討する.【対象と方法】2002年5月~2014年3月までに,当院で膵癌に対し根治術を施行した195例を対象とした.PALNパラフィン包埋組織片を免疫染色により評価し,予後の相関性について検討した.【結果】19例にHE染色でPALN転移陽性(C群)を認め,それを除く17例に免疫染色で微小転移陽性(B群)を認めた.PALN転移陰性群(A群),B群,C群に3分類した.臨床病理学的因子では,リンパ節転移,UICC T分類に有意差を認めた.OSに対する単変量解析では,A群に対してB群(P=0.002),C群(P=0.003)は有意に予後不良,B群とC群の予後には有意差を認めなかった.Cox比例ハザードによる多変量解析では,術後補助化学療法(p<0.001),傍大動脈リンパ節微小転移(p=0.003),HE染色陽性(P=0.036)が独立した予後不良因子であった.【結論】膵癌のPALN微小転移は,予後不良因子となり得ることが示唆された.
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