演題

OP-059-6

膵癌患者における血漿中miR-744濃度を指標とした癌存在診断・予後・抗がん剤感受性予測

[演者] 宮前 眞人:1
[著者] 小松 周平:1, 市川 大輔:1, 川口 耕:1, 平島 相治:1, 森村 玲:1, 山本 有佑:1, 生駒 久視:1, 落合 登志哉:1, 小菅 敏幸:1, 小西 博貴:1, 村山 康利:1, 塩崎 敦:1, 栗生 宜明:1, 中西 正芳:1, 藤原 斉:1, 岡本 和真:1, 阪倉 長平:1, 谷口 弘毅:2, 大辻 英吾:1
1:京都府立医科大学消化器外科, 2:京都第二赤十字病院外科

【目的】血中microRNAを指標とした膵癌の早期診断、悪性度、治療感受性予測を可能とする新規バイオマーカー探索を行った。【対象】膵癌患者94例(当院65例と他施設29例)を対象とした。【方法と結果】TORAY 3-D gene によるmicroRNAアレイ解析によって健常人と比して膵癌患者群の血漿中で上昇していたmiR-223、575、615-5p、675、744の5候補からvalidation解析でmiR-744を選出した。膵癌血漿miR-744高濃度群は、浸潤傾向、T因子高度と有意に相関した。治癒切除例でもmiR-744高濃度は独立した予後因子となった(p<0.0001, HR 7.95 (1.4-75.4))。高度進行・切除不能症例では治療前血漿miR-744高濃度群で有意なGEM化学療法の無増悪期間の短縮を認めた。膵癌細胞株を用いた解析ではmiR-744過剰発現によりGEM耐性が誘導された。【総括】血漿中miR-744濃度は膵癌の診断・悪性度・治療効果の指標として有用であり臨床応用に向けて更なる詳細な解析を進めている。
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