演題

OP-059-5

膵癌肝転移に関わるmicroRNAの検討

[演者] 千々岩 芳朗:1
[著者] 大内田 研宙:1, 水元 一博:1, 田中 雅夫:1
1:九州大学臨床・腫瘍外科

近年、microRNAと呼ばれる低分子RNAが癌の進展・転移に関わる事が明らかとなりつつある。しかし、膵癌の肝転移におけるmicroRNAの発現異常や発現機序、microRNAの標的遺伝子に関しては未知の点が多い。我々は膵癌の肝転移に関わるmicroRNAを同定し、その作用機序を解明することで新たな治療法の可能性を検討することを目的とした。まず膵癌高肝転移株を樹立し、この膵癌高肝転移株及びその親株の生物学的特徴を明確にした上でmicroRNAを網羅的に解析した。この結果、ヒト膵癌細胞株SUIT-2と高肝転移株(MS:metastatic SUIT-2)・Panc-1と高肝転移株(MP:metastatic Panc-1)において、それぞれ発現変動を認めるmicroRNAを複数同定した。これらのmicroRNAは膵癌の肝転移に関わっている可能性があり、肝転移や予後に関わる因子として新しいマーカーや治療標的となることが期待される。
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