演題

OP-059-3

膵切除術後経過及び長期予後を評価する組織線維化の指標

[演者] 長田 真二:1
[著者] 田中 香織:2, 棚橋 利行:2, 松井 聡:3, 佐々木 義之:2, 田中 善宏:2, 奥村 直樹:2, 松橋 延壽:2, 高橋 孝夫:2, 山口 和也:2, 吉田 和弘:2
1:岐阜大学肝胆膵・がん集学的治療学, 2:岐阜大学腫瘍外科, 3:岐阜大学 肝胆膵・がん集学的治療学

【目的】膵線維化の評価機構を検討する。【方法】2004年以降の膵切除124例を対象に、免疫染色にて膵星細胞PSC)活性化を評価し腺房単位と小葉間の相互距離を測定。膵液漏陽性(PF)はgrade B/Cを対象。【結果】PF例は、ドレージ期間が有意に長く、1.腺房と小葉からみた線維化が軽度で、2.PSC活性化に応じて頻度が低かった。小葉と腺房間距離は、3.術前HbA1C値とは回帰分析上有意な正の相関関係を示したが、4.摘出標本病理検索上の癌進展に差はなく、5.PSC活性に伴い、有意(p=0.0012と0.0034)に広くなった。一方PSCは、6.膵機能値とは関連ない反面、7.CEAが高く、8.lyとneへの浸潤程度と有意に相関し、2年生存率及び生存期間中央値(日)は、9.T3例では28%と69%及び421.1±61.5と941.1±168.7、10.stage II/III例では38%と89%及び787.6±226.6と977.6±156.5と差がみられた。【考察】膵線維化の指標として、腺房・小葉間距離とPSCは有用である。
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