演題

OP-059-1

Droplet Digital PCRを用いた膵癌患者におけるKRAS遺伝子変異の検討

[演者] 羽田野 直人:1
[著者] 村上 義昭:1, 上村 健一郎:1, 橋本 泰司:1, 近藤 成:1, 大毛 宏喜:1, 檜山 英三:2, 末田 泰二郎:1
1:広島大学応用生命科学部門外科, 2:広島大学自然科学研究支援開発センター

【背景】近年、第3世代のPCRといわれるDroplet Digital PCR (以下ddPCR) の登場により、リアルタイムPCRを含む従来の解析手法では検出ができなかったような低濃度のサンプルを検出することが可能となってきた。【対象と方法】当科における膵癌切除例25例を対象とし、切除した腫瘍組織および、周術期に採取した患者血漿中から抽出したcell free plasma DNA(以下cfDNA)を用いてKRAS遺伝子12.13コドン領域の変異の検出を試みた。【結果】切除した腫瘍切片から抽出したサンプルにおいては、ddPCR法で25例中22例(88%)にKRAS遺伝子変異を認めた。また、同一患者の周術期抹消血液から抽出したcfDNAのサンプルにおいては25例中11例(44%)のサンプルからKRAS遺伝子変異の検出が可能であった。【結語】ddPCRは高感度、高精度かつ絶対定量が可能であり、この手法を用いたcfDNA中のKRAS遺伝子変異の検出は膵癌における有用なバイオマーカーとなる可能性がある。
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