演題

OP-058-7

膵癌に対する5-aminolevulinic acid(5-ALA)を用いたphotodynamic diagnosis(PDD)の検討

[演者] 原田 恭一:1
[著者] 村山 康利:1, 小菅 敏幸:1, 小西 博貴:1, 森村 玲:1, 小松 周平:1, 塩﨑 敦:1, 栗生 宜明:1, 生駒 久視:1, 中西 正芳:1, 市川 大輔:1, 藤原 斉:1, 岡本 和真:1, 阪倉 長平:1, 大辻 英吾:1
1:京都府立医科大学消化器外科

【緒言】膵癌の術前病期診断は術式や治療方針に大きく関与するが、腹膜播種の診断には病理結果を待たざるを得ない。5-aminolevulinic acid(ALA)は、蛍光物質であるprotoporphyrinⅨ(PpⅨ)に代謝され癌細胞に蓄積する。今回、膵癌におけるALAを用いたphotodynamic diagnosis (ALA-PDD)について検討した。【方法】ヒト膵癌細胞株をALAで処理し蛍光を観察。マウス腹膜播種モデルを作成し、ALA腹腔内投与後に摘出組織の蛍光を観察。当院の膵癌手術症例のうち、同意を得た14例を対象とした。術前にALAを経口投与し、術中蛍光腹腔鏡観察を行った。【結果】細胞株では、細胞に一致してPpⅨの蛍光を認めた。マウス腹膜播種モデルでは播種結節に一致してPpⅨの蛍光を認めた。膵癌手術症例14例中、蛍光腹腔鏡で蛍光を認めた2例は病理診断でも陽性であった。【結語】ALA-PDDは膵癌の腹膜播種に対する術中診断方法となり得ると考えた。今後の症例集積が必要と考える。
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