演題

OP-058-5

Targeting protein for Xklp2(TPX2)を標的にした膵癌治療法の開発

[演者] 三輪 知弘:1
[著者] 國料 俊男:1, 横山 幸浩:1, 山口 淳平:1, 梛野 正人:1
1:名古屋大学腫瘍外科

TPX2は細胞分裂時の微小管形成や細胞周期に関連するタンパクで、いくつかの悪性腫瘍で発現抑制による抗腫瘍効果が報告されているが、作用機序は解明されていない。目的:膵癌に対するTPX2発現抑制による抗腫瘍効果及びその作用機序の解明。方法:1.ヒト膵癌組織・細胞株におけるTPX2発現を解析2.TPX2siRNAによる膵癌細胞株の増殖抑制効果を検討3.マウス皮下発癌モデルに対してTPX2 siRNAの抗腫瘍効果を検討し、protein arrayで血管新生因子の発現を解析。結果:1.膵癌においてTPX2は高発現していた。2.膵癌細胞株の増殖は抑制された。3.TPX2 siRNA投与群で腫瘍増殖抑制を認め、腫瘍内血管新生が乏しかった。protein arrayの解析によりIGFBP-3の発現亢進を認めた。考察:TPX2抑制による抗腫瘍効果にIGFBP-3が関与していた。TPX2は新規膵癌治療における標的分子として有効と考えられたが、その作用機序の更なる検討を行い、臨床応用を行ないたいと考えている。
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