演題

OP-057-8

膵癌細胞は腹膜中皮細胞との相互作用により腹膜播種を促進する

[演者] 阿部 俊也:1
[著者] 大内田 研宙:1, 遠藤 翔:1, 肥川 和寛:1, 吉田 真樹:1, 千々岩 芳朗:1, 奥村 隆志:1, 田中 友晴:1, 佐田 政史:1, 堀岡 宏平:1, 藤原 謙次:1, 森山 大樹:1, 宮坂 義浩:1, 大塚 隆生:1, 高畑 俊一:1, 水元 一博:1, 田中 雅夫:1
1:九州大学臨床・腫瘍外科

【背景】腹膜播種形成に関して、原発巣から遊離してきた癌細胞と、腹膜表層の中皮細胞(HPMC)との相互作用が鍵となる可能性があり、近年、胃癌、卵巣癌においてはHPMCとの相互作用により腹膜播種形成が促進されるという報告がある。【目的】膵癌の腹膜播種形成における膵癌細胞とHPMCとの相互作用を明らかにする。【方法】大網、癌性腹水からHPMCを樹立し、TGF-β1投与により活性化した(aHPMC)。in vitroの解析として膵癌細胞株とHPMCの相互作用の評価を行った。【結果】HPMCを樹立し、またTGF-β1投与による中皮間葉系移行を確認した。間接共培養下において、HPMCとの相互作用により膵癌細胞の遊走能・浸潤能は増強され、aHPMCとの共培養よりさらに増強された。増殖能は、単培養群において有意に高かった。【結語】膵癌細胞とHPMCの癌間質相互作用が、膵癌の腹膜播種形成に重要な役割を果たしている可能性が示唆された。
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