演題

OP-057-1

膵退形成癌に存在する腺管構造の意義

[演者] 三浦 光太郎:1
[著者] 木村 健二郎:1, 天野 良亮:1, 山添 定明:1, 西尾 康平:1, 大平 豪:1, 澁谷 雅常:1, 櫻井 克宣:1, 豊川 貴弘:1, 久保 尚士:1, 田中 浩明:1, 六車 一哉:1, 大谷 博:1, 八代 正和:1, 前田 清:1, 大平 雅一:1, 平川 弘聖:1
1:大阪市立大学腫瘍外科

【背景・目的】膵退形成癌の起源に関する根拠は少なく、その起源、脱分化の要因を検討した。【対象と方法】 膵退形成癌6例の切除標本を用い、8種の抗体で免疫染色を行った。癌部を、腺管領域(Ductal lesion: DL)と、退形成領域(Anaplastic lesion: AL)に分け、6例の各抗体の染色強度(0-3)を評価に用いた。【結果】抗体別の染色強度平均値を示す。SOX9:DL/AL =2.8/2.8。E-cadherin:DL/AL=2.0/0。vimentin:DL/AL =0.83/2.33。Zeb-1:DL/AL =0.67/2.0。Snail:DL/AL =1.5/2.2。N-cadherin: DL/AL=1.0/2.2。CD24:DL/AL=0/0.5。CD44:DL/AL=0.17/1.7。【考察】SOX9発現から、ALは膵管上皮由来と考えられた。cadherin、vimentin、Zeb-1、Snailの発現パターンから、ALのEMTの関与が示唆された。CD24とCD44の発現は、ALで若干多く、ALの幹細胞性の獲得傾向が考えられた。【結語】膵退形成癌は膵管癌より生じ、EMTや幹細胞性の獲得は、脱分化に関与する可能性が示唆された。
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