演題

OP-056-6

幽門輪温存膵頭十二指腸切除の再建法による術後合併症の検討

[演者] 石井 淳:1
[著者] 土屋 勝:1, 前田 徹也:1, 白鳥 史明:1, 吉田 公彦:1, 木村 和孝:1, 久保田 喜久:1, 片桐 敏雄:1, 田村 晃:1, 大塚 由一郎:1, 金子 弘真:1
1:東邦大学医療センター大森病院一般・消化器外科

当施設における2008年から2010年の幽門輪温存膵頭十二指腸切除(PPPD)後今永法再建31症例をA群、2010年から2012年のPPPD後Child法再建32症例をB群とし、術後合併症の発生につき検討を行った。平均年齢、男女比、疾患の内訳に差はなく、術後観察期間はA群は2ヵ月から70ヵ月(中央値47ヵ月)、B群は2ヵ月から39ヵ月(中央値21ヵ月)で有意差(p<0.0001)がみられた。膵の硬さやISGPF分類Grade B以上の術後膵液瘻有無についてはいずれも有意差はみられなかった。Delayed gastric emptying (DGE)合併症例はA群22例(71%)、B群9例(28%)でA群に多くみられた(p<0.005)。術後膵炎発症例はA群7例(22.6%)、B群1例(0.03%)でA群に多くみられた(p<0.05)術後胆管炎発症例はA群8例(25.8%)、B群4例(12.5%)でA群に多い傾向はみられたが有意差はなかった。以上より今回の検討では、DGEおよび術後膵炎に関してPPPDでは今永法よりもChild法の方が合併頻度は低かった。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版