演題

OP-056-5

膵頭十二指腸切除・膵胃吻合における、膵管径から見た膵内外分泌機能の評価

[演者] 本村 貴志:1
[著者] 副島 雄二:1, 前原 伸一郎:1, 梶原 勇一郎:1, 中西 良太:1, 藤中 良彦:1, 本坊 拓也:1, 高橋 郁雄:1, 岩佐 憲臣:2, 大峰 高広:2, 川口 英俊:3, 山岡 輝年:2, 西崎 隆:1
1:松山赤十字病院外科, 2:松山赤十字病院血管外科, 3:松山赤十字病院乳腺外科

膵頭十二指腸切除(PD)後、膵空腸吻合(PJ)に比し膵胃吻合(PG)における膵外分泌機能の低下が懸念されているが、詳細な検討はなされていない。一方で膵管拡張と膵外分泌能低下との関係が示唆されており、当院PD施行例(2009年4月-2013年3月)のうち、PG後1年以上生存の60例と同時期PJの7例を対象に、術前と術後1年での膵切離断端径と膵管径、Alb値、糖尿病や下痢の発症について比較した。PG症例において、術前に比し術後膵管の拡張を認めた(4.4 vs 5.8, p=0.03)が、術前後の膵断端径、Alb値、HbA1cに差はなかった。下痢は6例(10%)に認めた。PJ症例7例の術前後の膵断端径、膵管径、Alb値に差はなく、下痢は1例(14%)に認めた。PG後は有意に膵管の拡張を認めるが、PJと比し臨床的に明らかな膵内外分泌能低下は見られなかった。残膵機能の面からもPG再建は安全に施行可能と思われた。
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