演題

OP-056-2

膵癌に対する膵頭十二指腸切除後の脂肪肝発生の危険因子

[演者] 大木 克久:1
[著者] 岡村 行泰:1, 山本 有祐:1, 伊藤 貴明:1, 杉浦 禎一:1, 蘆田 良:1, 宮田 隆司:1, 上村 直:1, 絹笠 祐介:2, 坂東 悦郎:2, 寺島 雅典:2, 上坂 克彦:1
1:静岡県立静岡がんセンター肝胆膵外科, 2:静岡県立静岡がんセンター消化器外科

【目的】膵癌症例で,膵頭十二指腸切除(PD)後の脂肪肝の危険因子を検討した.【方法】当院でPDを施行した膵癌130例中,3か月から1年後にCT検査を行った72例を対象とした(CT時の再発症例は除外).単純CTで肝と脾のHU値を測定し,肝HU/脾HU<0.9を脂肪肝と定義した.【結果】術後脂肪肝を24例(33.3%)に認めた.脂肪肝群は非脂肪肝群と比較し,有意に女性が多く(16例66.7% vs. 11例22.9%,P<0.001),術後下痢が多かった(11例45.8% vs. 7例14.6%,P=0.004).CT volumetryでは,術後残膵体積が脂肪肝群で有意に小さかった(中央値:8.8ml vs. 13.2ml,P<0.001).多変量解析では,女性(OR=12.2,P=0.007),術後下痢(OR=6.76,P=0.013),残膵体積<10.1ml(OR=5.33,P=0.016)が脂肪肝の有意な危険因子であった.【結論】膵癌に対するPDでは術後脂肪肝を33.3%に認めた.女性,術後下痢,残膵体積の減少が有意な危険因子であった.
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