演題

OP-055-7

膵頭十二指腸切除術後の合併症死亡ゼロを目指して

[演者] 橋本 大輔:1
[著者] 近本 亮:1, 坂田 和也:1, 岡部 弘尚:1, 髙城 克暢:1, 井上 梨沙:1, 有馬 浩太:1, 新田 英利:1, 林 洋光:1, 別府 透:2, 馬場 秀夫:1
1:熊本大学消化器外科, 2:熊本大学消化器癌集学的治療学

背景:膵頭十二指腸切除術(PD)後の死亡率は依然1-5%と高い。PD後では術後膵液瘻(POPF)がもっとも高頻度に起こる合併症である。近年、膵空腸陥入吻合法や膵管外瘻ステントがPOPFを減少させると言われている。手術手技:我々は上記を参考にして全例に膵管外瘻ステントを留置している。膵消化管吻合は、膵胃吻合、陥入法を経て現在は膵管空腸吻合を行っている。手術成績:2009年から現在まで、128例に対してPDを行った。59例に膵胃吻合を行い、術後膵液瘻は25%に発生した。その後陥入法に変更し42例に行った。術後膵液瘻は9.5%に減少したが、膵断端出血や重度の縫合不全といった合併症を生じた。そこで膵管空腸吻合法に変更して現在まで27例に行った。術後膵液瘻は16%に増加したが、重篤な合併症は生じていない。このような工夫を重ねながら在院死亡ゼロを達成している。まとめ:今後も合併症死亡ゼロを維持しながら、POPFを抑制する更なる工夫が必要である。
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