演題

OP-055-6

胃温存膵頭十二指腸切除後の幽門輪切開+十二指腸空腸側々吻合の有用性

[演者] 永吉 茂樹:1
[著者] 蒲原 行雄:1, 足立 利幸:1, 久永 真:1, 崎村 千香:1, 野中 隆:1, 徳永 隆幸:1, 森野 茂行:2, 北島 知夫:1, 谷口 堅:1, 前田 茂人:1, 田川 努:2, 藤岡 ひかる:1
1:国立病院長崎医療センター外科, 2:国立病院長崎医療センター呼吸器外科

背景と目的膵頭十二指腸切除術の全胃幽門輪温存手術は術後早期に胃内容排泄遅延(DGE)を生じうる。当科は同手術の再建を従来の十二指腸空腸端側手縫い吻合から自動縫合器を用いた幽門輪切開+側々吻合に変更。今回導入前後の成績を比較検討し報告。対象と方法前期群31例(2006-10年)と後期群46例(2011-14年4月)に分け、背景・手術因子、術後胃管抜去・経口食事開始時期、DGEの有無、術後在院日数、術後1年目の栄養状態及び残胃炎の有無で比較。結果背景・手術因子に有意差なし。胃管留置は4.2日から1.4日と短縮(p<0.01)、食事開始も7.2日から4.3日と短縮(p<0.03)。DGEは前期群6例(19.3%)から後期群2例(4.3%)と減少(p<0.05)、術後在院日数も31日から21日と短縮(p<0.05)。栄養状態に有意差なく、両群共重篤な残胃炎なし。結論全胃幽門輪温存膵頭十二指腸切除術の再建に自動縫合器を用いた幽門輪切開+側々吻合はDGEを軽減し術後在院日数の短縮にも有用である。
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