演題

OP-055-2

膵神経内分泌腫瘍外科治療におけるリンパ節郭清の適応・範囲に関する検討

[演者] 石田 晶玄:1
[著者] 元井 冬彦:1, 青木 豪:1, 岡田 良:1, 川口 桂:1, 益田 邦洋:1, 大沼 忍:1, 薮内 伸一:1, 深瀬 耕二:1, 水間 正道:1, 大塚 英郎:1, 坂田 直昭:1, 林 洋毅:1, 中川 圭:2, 森川 孝則:1, 岡田 恭穂:1, 吉田 寛:1, 内藤 剛:1, 片寄 友:2, 江川 新一:3, 海野 倫明:1
1:東北大学消化器外科, 2:東北大学統合がん治療外科, 3:東北大学災害医療国際協力学

膵NET手術症例のリンパ節転移様式と腫瘍の特性を比較し、文献的な考察を加えて適切なリンパ節郭清範囲について検討した。 当科で初回膵NETに対する膵切除症例は108例でリンパ節転移は14例に認めた。内訳は非機能性NETが11例に対しinsulinomaは1例、また原発腫瘍径は1例が1cmで、他の13例は3cm以上であった。転移リンパ節は、腫瘍近傍リンパ節に多く認め、文献的な結果も同様であった。 2cm以下のinsulinomaではリンパ節郭清は不要であるが、それ以外のNETでは郭清の適応がある。リンパ節転移の多くは腫瘍近傍リンパ節にとどまり、膵切除時に標本と共に摘出されるが、2cmを越える非機能性NETではさらなるリンパ節郭清が必要である。D1郭清は中枢側リンパ節が郭清範囲外なため不十分で、D2郭清はやや過大である。郭清範囲としては、腫瘍近傍リンパに加えて、その中枢側リンパ節(膵頭部は#8, #12, #14、膵体部は#9, #14, #15、膵尾部は#9, #11p)が適当である。
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