演題

再発乳癌治療におけるエベロリムス・エキセメスタン療法の検討−late phase患者に対する有効性と安全性について−

[演者] 鯉淵 幸生:1
[著者] 荻野 美里:1, 常田 祐子:1, 小田原 宏樹:2
1:高崎総合医療センター乳腺・内分泌外科, 2:東邦病院外科

【目的】内分泌療法剤や化学療法剤を長期間投与されてきたlate phaseの再発乳癌患者に対するエベロリムス・エキセメスタン療法の有用性を検討した.【対象】ER陽性HER 2陰性再発乳癌患者10人,48-73歳(平均59歳).【結果】導入前治療レジメン数は2-8(平均4.6),期間は,1.5-5.7年(平均3.3年).転移部位は9人(90%)に骨転移,7人(70%)に肺や肝などの内臓転移があった.腫瘍縮小効果を判定できた1名は3か月で肝・副腎転移が縮小した.CA15-3は89%(8/9人)で,投与後4週で平均55%減少した.有害事象は,間質性肺炎で1名(10%)が中止になった.口内炎は全患者で出現したが,中止例はない.高脂血症は88%(7/8人)で出現した.口内炎に対しては,含漱剤以外にベクロメタゾンプロピオン酸エステル製剤の口腔内噴霧が有効であった.【結語】エベロリムスは前治療を長期間行った後のlate phaseの再発乳癌患者に対しても有用であることが示唆された.
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