演題

術前化学療法後における腋窩リンパ節転移の画像評価能について

[演者] 原 由起子:1
[著者] 櫻井 健一:1, 鈴木 周平:1, 長島 沙樹:1, 松本 京子:1, 和賀 瑛子:1, 前田 哲代:1, 平野 智寛:1, 榎本 克久:1, 天野 定雄:1
1:日本大学乳腺内分泌外科

(症例)過去2年間に乳癌に対し根治術を施行した358例。(方法)超音波検査(以下US)では、短径5㎜以上、皮質肥厚、リンパ門消失、 類円形腫大、辺縁の血流増加を、造影CT検査(以下CT)では、1㎝以上、造影効果ありを転移陽性とした。それぞれの所見が病理結果と一致しているかを術前化学療法群(NAC+群)と行わなかった群(NAC−群)で検討した。(結果)NAC−群ではUSの感度46%特異度89%、CTの感度65%特異度90%。NAC+群ではUSの感度50%特異度65%、CTの感度61%特異度58%。USでそれぞれの所見を病理結果と検討し、血流増加で統計学的に差がなかった。CT所見では造影効果で統計学的に差がなかった。(考察)リンパ節の画像評価においてNAC+群では特異度が低下した。USおける辺縁血流増加やCTの造影効果には化学療法の有無で統計学的差は認めないため、NAC+群ではそれらを重視し、NAC−群と同様にリンパ節の画像評価ができる可能性が示唆された。
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