演題

乳癌骨転移を疑われた症例に対するPET/CTと骨シンチグラフィーの骨転移診断における前向き比較試験

[演者] 新倉 直樹:1
[著者] 橋本 順:2, 風間 俊基:2, 小泉 淳:2, 扇屋 りん:3, 寺尾 まやこ:3, 大下内 理紗:3, 岡村 卓穂:3, 齋藤 雄紀:3, 今井 裕:2, 徳田 裕:3
1:京都大学標的治療腫瘍学, 2:東海大学 放射線診断科, 3:東海大学乳腺内分泌外科

背景過去の後ろ向き研究で骨転移の診断としてPET/CTが骨シンチグラフィー(BS)より優れているという報告がある。我々は骨転移の診断能力を比較するために前向き臨床研究を行った。方法対象は当院乳腺外来を受診し、乳癌が組織学的に証明され、骨転移が疑われる症例を試験対象とした。期間は2011年から2014年まで行なった。画像は2人の日本核医学会専門医によって読影された。結果 30例の患者が試験に登録されたが2例はBSとPET/CTを施行しなかったため除外した。28例中10例で骨転移を認め、PET/CTでは10例骨転移と診断できたが、BSでは2例を確定診断し、7例を疑いと診断し、1例は診断できなかった。PET/CTとBSの診断は28例中19例(68%)しか一致しなかった(p < 0.01)。結論今まで行われた後ろ向き研究と我々の試験の結果からPET/CTは骨転移診断を疑われる患者に対してBSよりも骨転移を診断する能力が高く、PET/CTを初回検査として行う妥当性が示された。
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