演題

乳腺造影超音波検査におけるTICの有用性に関する検討

[演者] 林 諭史:1
[著者] 北田 正博:1, 松田 佳也:1, 石橋 佳:1
1:旭川医科大学乳腺疾患センター

【背景】当科では乳腺腫瘤の局在と切除範囲決定のため造影超音波(CEUS)を施行しているが客観的評価が難しい.現在はTIC(Time Intensity Curve)を作成しており,客観的に質的評価が可能か検討した.【対象】CEUSに同意を得た乳房手術53例(悪性48,良性5).【方法】全麻後にCEUSを行いTICを作成.4指標(PI:ピーク値,TPI:立ち上がりからピークまでの時間,MTT:平均通過時間,Slope:傾き)を計測し,年齢/径/リンパ節転移/組織学的grade(HG)/脈管侵襲/レセプター発現/Ki67との関連を検討.【結果】平均年齢(悪58,良52).PIとHGに弱い相関関係(γ=0.31,p=0.03).良悪性鑑別はPI(悪3.2,良4.1,p=0.36),TPI(悪12.5,良8.3,p=0.24),MTT(悪18.9,良13.0,p=0.38),Slope(悪82.0,良84.8,p=0.07)で有意差なし.【考察】TICはCEUSの客観性を確保できる有用なツールである.非侵襲的にHGを予測可能で,リアルタイムで患者に情報提供できる点で有用と考える.
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