演題

センチネルリンパ節陽性例での腋窩廓清の是非

[演者] 松井 哲:1
[著者] 平形 侑子:1, 雨宮 愛理:1, 笹原 真奈美:1, 菊池 弘人:1, 西原 佑一:1, 川口 義樹:1, 徳山 丞:1, 大住 幸司:1, 浦上 秀次郎:1, 石 志紘:1, 島田 敦:1, 大石 崇:1, 磯部 陽:1, 村田 有也:2
1:国立病院東京医療センター外科, 2:東京医療センター研究検査科

センチネルリンパ節陽性例では、ASCOG Z-0011試験の結果を基に、腋窩廓清省略が認められ、乳癌診療ガイドラインの改定された。当院で2002年以降、Z-0011の適応を満たす152例を対象に、後方視的にリンパ節転移の状況を検討した。120例には腋窩廓清(ALND)が実施され、32例については廓清が省略(SLNDのみ)されていた。ALND実施例で非センチネルリンパ節が転移陽性はITC群で0%(0/6)、ミクロ群転移群11%(3/28)、マクロ転移群42%(36/86)であった。 非センチネル転移に関与する因子として、脈管侵襲、センチネルリンパ節転移巣の大きさ、腫瘍径、腋窩リンパ節の大きさが有意な因子であった。腋窩リンパ節再発はALND群の1例のみであったが、SLND群の大半がミクロ転移まで(81%)であり、マクロ転移症例の廓清省略は注意が必要である。今回の検討からマクロ転移例では相当数の非センチネル転移症例があり、腋窩廓清の省略には慎重な対応が必要である。
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