演題

乳癌株化細胞に対するフェニルブチレートの効果及び治療効果予測遺伝子の探索

[演者] 菊池 真理子:1
[著者] 山下 継史:1, 藁谷 美奈:1, 南谷 菜穂子:1, 牛久 秀樹:1, 古城 憲:1, 江間 玲:1, 西宮 洋史:1, 小坂 愉賢:1, 渡邊 昌彦:1
1:北里大学外科

フェニルブチレート(PB)はヒストン脱アセチル化酵素阻害作用が抗腫瘍活性を示すことが報告され,PhaseⅠ試験では固形癌の患者に27g/dayの内服を推奨している.今回われわれは,7種の乳癌株化細胞に0.5mMのPBを投与し,効果を確認した.MDAMB453,CRLはコントロールに比し80%減少した.MDAMB231(トリプルネガティブ株)は減少率0%であり,TNにはPBが効かない可能性が示唆された.MDAMB453,CRLをPB感受性株,MDAMB231をPB抵抗性株とし,マイクロアレイを行い,PB抵抗性関連遺伝子(ANKD1, AXL等),感受性関連遺伝子(Rab25, TFAP2B等)を同定した.MDAMB231で脱メチル化処理すると,抵抗性遺伝子は発現が抑制され,感受性遺伝子は再発現した.これらの多くは抗癌剤抵抗性関連遺伝子であり,メチル化によって規定されている可能性が考えられた.
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