演題

Luminal type乳癌におけるGirdin発現状況と予後の関連性について

[演者] 西前 香寿:1
[著者] 角田 伸行:1, 横山 幸浩:1, 國料 俊男:1, 岩越 朱里:2, 高橋 雅英:2, 梛野 正人:1
1:名古屋大学腫瘍外科, 2:名古屋大学腫瘍病理

【はじめに】Girdinは癌の浸潤や転移に関連するAktの新規基質として同定されたタンパクで,細胞の運動性への関与が報告されている.【目的】浸潤性乳癌組織のGirdin発現状況を明らかにし, HER2 negative luminal type(以下HNLT) においてGirdinが再発リスクの高い患者群を抽出するバイオマーカーとなる可能性について検討した.【対象と方法】初発浸潤性乳癌患者101例を対象とした.抗ヒトGirdin IgG抗体(IBL社製)を用いて免疫染色を行った.【結果】Girdin陽性率は26%だった.リンパ節転移陽性率はGirdin陽性群で有意に高かった.HNLT(73例)においてGirdin・Ki-67共陽性群は無再発生存率が有意に劣り(p=0.002),Ki-67単独(p=0.044)よりも層別化が図れた.【結語】HNLTにおいてGirdin と Ki-67の組み合わせは再発リスクが高く化学療法追加を推奨する患者群と,再発リスクが低くホルモン療法単独で十分な患者群を層別化するバイオマーカーとなる可能性が示唆された.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版