演題

乳癌におけるCD24分子発現の意義: CD24分子発現とHh経路活性化の連関解析

[演者] 巣山 久実:1
[著者] 大西 秀哉:1, 今泉 晃:1, 新海 健太郎:1, 甲斐 昌也:1, 田中 晴生:1, 久保 真:1, 田中 雅夫:2, 片野 光男:1
1:九州大学腫瘍制御学, 2:九州大学臨床・腫瘍外科

[背景]CD24-CD44+乳癌細胞は造腫瘍性が高く乳癌幹細胞分画として注目されている。我々はCD24-CD44+細胞においてHedgehog経路が高活性化し、その要因としてCD24分子発現の関与を報告した。[目的]CD24分子発現とHh経路活性の連関を解析する。[方法]乳癌細胞株MCF7,HCC1937,Hs578tを用い遺伝子発現をsiRNAで抑制、plasmidで強制発現、Hh経路活性をSHH,GLI1発現で評価した。microarrayでCD24とHh経路の連関を解析した。[結果]CD24発現抑制でSTAT1,SHH発現が増強、colony形成能・浸潤能は亢進した。CD24強制発現でSTAT1,SHH発現、colony形成能・浸潤能は低下した。STAT1発現抑制でSHH発現低下、colony形成能・浸潤能も低下した。STAT1強制発現でSHH発現が増強、colony形成能・浸潤能は亢進した。乳癌組織標本でCD24とSTAT1,SHH発現は負の相関を認め、STAT1とSHHは正の相関を示した。[結語]乳癌細胞においてCD24分子はSTAT1を介してHh経路の活性化に関与している。
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