演題

乳癌腫瘍浸潤リンパ球におけるTim-3の発現と乳癌細胞におけるGalectin-9の発現の検討

[演者] 前田 訓子:1
[著者] 吉村 清:1, 西山 光郎:1, 井上 由佳:1, 松井 洋人:1, 兼清 信介:1, 前田 和成:1, 山本 滋:1, 硲 彰一:1
1:山口大学消化器・腫瘍外科

【はじめに】腫瘍微小環境でのT細胞疲弊に深く関わっているT cell immunoglobulin and mucin 3(Tim-3)が近年注目されている。乳癌においてTim-3のリガンドの一つとされるGalectin-9の発現と腫瘍浸潤リンパ球(TIL)でのTim-3の発現を調べ、臨床病理学的因子、予後との関連を検討した。【対象と方法】乳癌腫瘍25例に対し抗Galectin-9抗体、抗Tim-3抗体を用いて免疫組織学的染色を行った。Galectin-9は染色強度で評価し、Tim-3はTILのTim-3陽性細胞数を計測した。【結果】Tim-3高発現群の無再発生存率は有意に低下していたが、Galectin-9では差を認めなかった。Tim-3陽性細胞数とGalectin-9染色強度の間には負の相関を認めた。臨床病理学的因子との検討を行ったところTim-3およびGalectin-9発現といずれの因子も関連を認めなかった。【結語】少数例の検討ではあるが、乳癌腫瘍TILにおけるTim-3発現は不良な予後を予測しうる有用なマーカーと考えられた。
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