演題

浸潤性乳管癌におけるE-cadherin、vimentin発現の意義

[演者] 山下 奈真:1
[著者] 徳永 えり子:2, 井上 有香:1, 田中 仁寛:1, 中島 雄一郎:1, 安藤 幸滋:1, 大垣 吉平:1, 佐伯 浩司:1, 沖 英次:1, 前原 喜彦:1
1:九州大学消化器・総合外科, 2:九州大学九州連携臨床腫瘍学

【背景】E-cadherinは元来、癌進展において抑制因子として機能すると考えられてきた。上皮間葉系移行の過程においても、E-cadherinの発現低下が見られるとされている。ところが、近年E-cadherinは癌進展において促進因子としても働くという知見も散見される。【対象・方法】前治療歴のない浸潤性乳管癌187例においてE-cadherinとvimentinのmRNA、蛋白発現をqRT-PCR、免疫組織化学染色にて評価した。【結果】トリプルネガティブ乳癌(TNBC)においてE-cadherin低発現、vimentin高発現が見られた。またvimentin発現は独立した予後不良因子であった。全乳癌症例中E-cadherin陽性/vimentin陽性群において最も予後不良(OS:p<0.0001)であり、この傾向はTNBCにおいて共通して認められた。【結論】E-cadherin陽性/vimentin陽性である乳癌はaggressiveな性質を示す事が示唆された。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版