演題

OP-044-2

外傷性膵頭部損傷に対する膵頭十二指腸切除術の適応決定・手術手技とその成績

[演者] 岡野 圭一:1
[著者] 大島 稔:1, 山本 尚樹:1, 上村 淳:1, 野毛 誠示:1, 前田 典克:1, 浅野 栄介:1, 西浦 文平:1, 和田 侑希子:1, 西村 充孝:1, 赤本 伸太郎:1, 高橋 英幸:1, 藤原 理朗:1, 臼杵 尚志:1, 鈴木 康之:1
1:香川大学消化器外科

外傷性膵頭部Ⅲb型損傷における膵頭十二指腸切除(PD)の適応決定、手術手技と短期・長期成績に関して報告する。ERPで膵頭領域のⅢb(B)型損傷が確認された場合にはPDの適応とし一期再建を行っている。断裂部膵を結紮し、尾側膵管の拡張を待って鋭的に切離。再建は拡大鏡を用いて膵管空腸吻合を行い、腸瘻より早期経腸栄養を行う。2007-2014年までに外傷に対するPDを7例に施行。年齢は中央値で22歳(8−76歳)、交通外傷6例、スポーツ外傷1例であった。受傷から手術開始までは中央値7時間(2−30時間)であった。在院死はなく、短期合併症としてGrade B 膵瘻3例,胆汁漏1例を認めたが保存的に軽快。長期合併症として10歳代の2例において膵管空腸吻合部の狭窄・閉塞による膵炎をきたした。外傷性膵頭部Ⅲb型損傷に対する緊急膵頭十二指腸切除は手術手技や周術期管理の進歩により、安全に施行出来る。若年症例における膵管空腸吻合部狭窄には注意を要する。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版