演題

ブタ小腸粘膜下層(SIS)を用いた小腸再生の評価

[演者] 中尾 光宏:1
[著者] 上野 富雄:1, 吉野 茂文:1, 硲 彰一:1, 岡 正朗:2
1:山口大学消化器・腫瘍外科, 2:山口大学

【はじめに】これまで我々は腸間膜形態がヒトに類似しているマイクロミニピッグにて、ブタ小腸粘膜下層(small intestinal submucosa : SIS)を用いた小腸壁再生について組織学的検討を行ってきたが、今回、生理学的評価を含めた検討を行ったので報告する。【方法】マイクロミニピッグにSISを用いた小腸伸長術を施行し組織学的、生理学的検討を行った。【手術】間膜ごと小腸壁を長軸幅で5cm二分し、口側、肛門側で小腸壁を半周切離、間膜ごと長軸方向にずらす。ずらした小腸の中央は小腸壁を吻合し、2か所の小腸壁全層欠損部に3.5x2cmのSISを連続縫合縫着する。手術にて5cmの腸管を8.5cmと1.7倍に伸長。【結果】術後合併症は認めず。組織所見では粘膜、平滑筋の再生を認めた。生理学的評価でも電気刺激、薬物刺激で筋収縮を認めた。再生腸管は8cmであった。【まとめ】今回の検討でSISを用いた小腸再生伸長術が行える可能性が示唆された。
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