演題

間葉系幹細胞と積層化した複合型膵島細胞シートの開発−糖尿病マウス皮下での優れた糖尿病治療効果

[演者] 清水 裕史:1
[著者] 花山 寛之:1, 鵜頭 理恵:2, 斎藤 敬弘:1, 山下 方俊:1, 伊勢 一哉:1, 岡野 光夫:2, 後藤 満一:1
1:福島県立医科大学臓器再生外科, 2:東京女子医科大学先端生命医科学研究所

【はじめに】今回我々は、これまで開発してきた膵島細胞シートの更なる治療効果向上を目指し、間葉系幹細胞(MSC)と積層化した複合型膵島細胞シートを開発した。【方法】ラット骨髄由来MSC 3x10^5個を温度応答性培養皿で5日間の培養後、ラット単離膵島細胞をコンフルエントとなったMSCへ播種し共培養を開始した。播種した膵島細胞はⅠ: 2.0x10^6個(n=4)、Ⅱ: 1.0x10^6個(n=4)、Ⅲ. 0.5x10^6個(n=4)とした。共培養2日後、複合型膵島細胞シートを回収し、糖尿病化SCIDマウスの皮下へ移植した。対照群は膵島細胞(5.0 × 10^6 cells)懸濁液とした(n = 6)。【結果】単離膵島細胞とMSCの細胞間接着は良好であった。複合型膵島細胞シートの皮下移植後における血糖制御はⅠ: 4/4, Ⅱ: 4/4, Ⅲ: 2/4, 対照群: 0/6で確認された。【結語】MSCシートは膵島細胞の支持体として、移植効率と簡便化に寄与した。新生膵島組織は優れた血糖制御能を皮下移植後早期から有していた。
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