演題

ラット膵液瘻モデルに対する脂肪幹細胞シートを用いた新規治療の開発

[演者] 金子 博和:1
[著者] 横山 幸浩:1, 江畑 智希:1, 國料 俊男:1, 角田 伸行:1, 伊神 剛:1, 菅原 元:1, 深谷 昌秀:1, 上原 圭介:1, 水野 隆史:1, 山口 淳平:1, 梛野 正人:1
1:名古屋大学腫瘍外科

背景:膵液瘻は膵頭十二指腸切除後に起こる最も高頻度な合併症である.重篤化することも多く,新たな治療法の開発が必要である.目的:マンノース付加脂肪幹細胞シートのラット膵液瘻モデルでの有効性の検討.方法:脂肪幹細胞シートおよびラット膵切離による膵液瘻モデルを作成.膵液瘻未治療群(n=9),脂肪幹細胞シート貼付群(n=5),マンノースを脂肪幹細胞シート貼付時に付加したマンノース付加脂肪幹細胞シート貼付群(n=5)の3群において腹腔内のアミラーゼとリパーゼを手術後2日後に測定した.結果:膵液瘻未治療群と比較し脂肪幹細胞シート貼付群とマンノース脂肪幹細胞シート貼付群では腹腔内アミラーゼ,リパーゼ値の低下を認めた.またマンノース付加により膵液瘻に対する脂肪幹細胞の作用増強を認めた.考察:脂肪幹細胞シートは膵液瘻に対して有効で,新たな治療法としての可能性が示唆された.その作用機序を解明し早期臨床応用を目指す予定である.
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