演題

OP-041-7

高齢者胃癌に対する安全な術式選択

[演者] 鈴木 知志:1
[著者] 金治 新悟:1, 山本 将士:1, 金光 聖哲:1, 山下 公大:1, 今西 達也:1, 中村 哲:1, 田中 賢一:1, 掛地 吉弘:1
1:神戸大学食道胃腸外科

【目的】高齢者胃癌の安全な術式を術後合併症の観点から検証した。【方法】80歳以上の胃切除症例110例(平均年齢82.5歳、男女比は69:41)の背景、術式と合併症(C-D分類grade 2以上)の発生と予後を解析した。【結果】(1)背景:併存疾患合併は86%、ASA score 3は31%、病期 I/II/III/IV=44/25/19/22。(2)術式:全摘/幽門側//噴門側胃切除術= 41/65/4、郭清度はD1以下/D1+/D2=32/40/38例、他臓器合併切除は14例、R0/1/2切除=85/7/18例。(3)術後合併症:外科合併症の発生にはいずれの因子も関与しなかった。内科合併症最多12例の呼吸器関連は郭清度(≤D1/D+,D2, P=0.012)、他臓器合併切除(P=0.035)と関連し、多変量解析では郭清度が有意であった(P=0.004)。(4)予後: R0/1/2切除の3年生存率は62/27/17%、術後呼吸器合併症併発は不良であった。(P=0.017)【結語】高齢者胃癌では呼吸器合併症を避けるために予防的郭清の縮小を検討する必要がある。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版