演題

OP-041-1

当科における高齢者胃癌切除例におけるリンパ節郭清範囲の検討

[演者] 赤池 英憲:1
[著者] 河口 賀彦:1, 細村 直弘:1, 土屋 雅人:1, 藤井 秀樹:1
1:山梨大学第一外科

【方法】2001年−2007年に、当科で胃癌の摘出手術を施行した80歳以上の症例33例を対象とした。ガイドラインで推奨されている郭清範囲以上の症例をA群、未満の症例をB群とした。【結果】A群は21例、B群は12例であり、年齢中央値はA群82歳,B群83歳でB群の方が年齢が高かった(p<0.05)。幽門側胃切除(DG)はA群19例,B群6例、胃全摘術(TG)はA群2例,B群6例であった。併存疾患のある割合はDGではA群22.2%,B群71.4%、TGではA群0%,B群16.7%であり、術後の合併症の発生率はDGではA群22.2%,B群42.9%、TGはA群50%,B群16.7%であった。予後はDGではA群、TGではB群が良好であった(p<0.05)。【考察】より年齢が高い症例、併存疾患を有する症例でリンパ節郭清範囲を縮小した症例が多かった。DGでは郭清範囲を縮小しても合併症の発生頻度に反映されず、適切な郭清範囲での予後は良好であり、高齢者であっても適切なリンパ節郭清を考慮すべきではないかと思われた。
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