演題

OP-040-3

高齢者胃癌切除症例における手術リスク評価法としてのE-PASS(Estimation of Physiologic Ability and Surgical Stress)の有用性

[演者] 下國 達志:1
[著者] 木井 修平:1, 長津 明久:1, 西川 眞:1
1:網走厚生病院外科

【目的】高齢者胃癌症例に対し、E-PASS(Haga, Surg Today, 1999)を用いた手術リスクを評価する。【対象】70歳以上幽門側胃切除55症例〔開腹群(OG)38/腹腔鏡群(LAG)17〕(2006年1月-2014年3月)。【方法】E-PASS項目の術前リスクスコア(PRS:年齢・心疾患・肺疾患・糖尿病・PS・ASA分類)、手術侵襲スコア(SSS:手術時間・出血量・創範囲)、総合リスクスコア(CRS:PRS・SSS)と、臨床病理所見との関連を検討。更にOG/LAGの結果を比較検討。【結果】ASA≧II度の疾患併存率は92.7%。PRS・SSS・CRSの各平均値以上/未満の2群間で、2年生存率に関しSSS・CRSに有意差あり(p<0.05)。更にClavien-Dindo分類IIIb以上群/未満群で、PRS・CRSに有意差あり(p<0.01)。OG/LAGの比較では手術時間・出血量・SSS・CRSで有意差あり(p<0.01)。【結語】高齢者胃癌手術に対しE-PASSでの評価は有用である。腹腔鏡手術の積極的導入・同手術手技の向上が手術リスクの低下につながる。
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