演題

OP-039-8

胃癌手術患者における術前骨格筋量低下と短期・長期予後との関連

[演者] 塚本 俊太郎:1
[著者] 明石 義正:1, 稲川 智:2, 古田 智章:1, 大和田 洋平:1, 田村 孝史:1, 久倉 勝治:1, 榎本 剛史:1, 村田 聡一郎:1, 小田 竜也:1, 大河内 信弘:1
1:筑波大学消化器外科, 2:筑波メディカルセンター病院消化器外科

【背景・目的】癌術後の予後に関して,近年骨格筋量および筋力の低下と定義されるサルコペニアが注目されている.今回,胃癌手術症例を対象に術前筋肉量と術後短期・長期成績との関係性を検討した.【方法】対象は2006年12月から2014年7月に胃癌に対して治癒切除を施行した389例.術前に簡易体組成計を用いてBIA法により筋肉量を測定した.(筋肉量/身長2)を骨格筋量指標(SMI)と定義.SMIの下位20%をサルコペニア群(S群, n=78), 20%以上を非サルコペニア群(NS群, n=311)としてretrospectiveに比較した.【結果】Clavien-Dindo grade2以上の術後合併症はS群7例,NS群42例で有意差はなかった(p=0.34).5年生存率はS群79.4%,NS群82.6% であり有意差は認めなかった(p=0.181).【結論】術前骨格筋量の低下と胃癌術後の短期・長期成績との間に有意な関連性は指摘できなかったが,長期予後は筋量低下群でやや不良な傾向にあり精密測定法による更なる検証が必要である.
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