演題詳細

ポスター / Poster

ポスター 35 (Poster 35) :骨髄腫:症例(レナリドミド)

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日程
2013年10月11日(金)
時間
16:50 - 17:50
会場
ポスター会場 / Poster (ロイトン札幌 3F ロイトンホールABCD)
座長・司会
和泉 透 (Tohru Izumi):1
1:栃木県立がんセンター 血液内科
 
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低用量レナリドミド、ボルテゾミブ、デキサメタゾン併用療法が著効したIgA-κ 型多発性骨髄腫の一例

演題番号 : PS-1-267

岡本 翔 (Sho Okamoto):1、岡村 隆光 (Takamitsu Okamura):1、蘆澤 正弘 (Masahiro Ashizawa):2、佐藤 美樹 (Miki Sato):2、諌田 淳也 (Junya Kanda):2、齋間 麻井 (Mai Saima):1、森田 邦和 (Kunikazu Morita):1、川西 美里 (Misato Kawanishi):1、櫻井 慎太郎 (Shintaro Sakurai):1、鈴木 達彦 (Tatsuhiko Suzuki):1、藤田 実佳 (Mika Fujita):1、堀 賢一郎 (Kenichiro Hori):1、渡邉 杏子 (Kyoko Watanabe):1、寺沢 智子 (Tomoko Terasawa):1、成瀬 里香 (Rika Naruse):1、原 健二 (Kenji Hara):1、土屋 天文 (Takafumi Tsuchiya):1、竹林 晃三 (Kozo Takebayashi):1、神田 善伸 (Yoshinobu Kanda):2、森田 公夫 (Kimio Morita):1、犬飼 敏彦 (Toshihiko Inukai):1

1:獨協医大越谷病院 糖尿病内分泌・血液内科、2:自治医科大学付属さいたま医療センター 血液科

 

症例: 51歳女性。2012年7月、腰痛と貧血を主訴に当科を紹介受診した。精査にて多発性骨髄腫( IgA-κ type, Durie & Salmon stage III A, ISS stage II )と診断された。年齢より自家移植適応と考え、同年8月より初回化学療法として、ボルテゾミブ+デキサメタゾン併用療法 ( BD療法: ボルテゾミブ 1.3 mg/m2, day 1,4,8,11, デキサメタゾン 20 mg/body, day 1,2,4,5,8,9,11,12 )を開始した。BD療法開始直後よりボルテゾミブによる薬剤性心不全と肺炎を併発し、同時に骨病変の進行を認めBD療法の中断を余儀なくされた。これらの合併症によりADLの低下をきたしBD療法の継続は困難であると考え、レナリドミド単独療法 ( 25 mg/body, day 1-21 )を導入したが帯状疱疹の併発を認めた。2コース施行後PRの状態であった。その後、低用量レナリドミド、ボルテゾミブ、デキサメタゾン併用療法 ( 低用量RVD療法: レナリドミド 15 mg/body, day 1-14、ボルテゾミブ 1.0 mg/m2, day 1,8、デキサメタゾン 15 mg/body, day 1,2,8,9 )を導入した。心不全の再発や感染症などの有害事象は認められず、3コース施行後sCRを得られた。またその後G-CSF単独投与にて自家末梢血幹細胞を動員可能であった。考察: 本症例は個々の新規薬剤を減量し併用することにより、副作用の発現率を低下させ、高い治療効果が得られたと考えられる。RVD療法は前治療歴の無い多発性骨髄腫に対して高い効果を持ち、再発・難治例にも忍容性と効果を期待できるレジメンであるとされるが、本邦での導入例は未だ少数であり、その著効例として報告する。

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