演題詳細

一般口演 / Oral Session

一般口演 101 (Oral Session 101) :悪性リンパ腫:PET/CT・合併症・予後因子

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日程
2013年10月13日(日)
時間
16:00 - 17:00
会場
第8会場 / Room No.8 (ロイトン札幌 2F ハイネス)
座長・司会
伊豆津 宏二 (Koji Izutsu):1
1:虎の門病院 血液内科
 
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血清LDHとsIL-2Rが乖離するびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫の検討

演題番号 : OS-3-154

岡谷 健史 (Takeshi Okatani):1、麻奥 英毅 (Hideki Asaoku):2、大地 哲朗 (Tetsuro Ochi):1、今中 亮太 (Ryota Imanaka):1、許 鴻平 (Kohei Kyo):1、板垣 充弘 (Mitsuhiro Itagaki):1、片山 雄太 (Yuta Katayama):1、岩戸 康治 (Koji Iwato):3、許 泰一 (Taiichi Kyo):1

1:広島赤十字・原爆病院 血液内科部、2:広島赤十字・原爆病院 検査部、3:広島赤十字・原爆病院 輸血部

 

【背景】血清LDHおよび血清sIL-2Rは悪性リンパ腫の診断あるいはその後のフォローアップにおいて重要な腫瘍マーカーであり、最も多い組織型であるびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)の診断においても極めて有効な検査である。両検査値がともに上昇していることが多く見受けられるが、しかしながら、一方の値だけ予想外に異常値を呈さないケースも散見する。当院で経験したLDHとsIL-2Rが相関しない症例について検討する。【対象】1994年3月より2012年6月までに当院を受診し、初めてDLBCLと病理診断された患者について後方視的に検討する。【方法】患者556名の血清LDHおよび血清sIL-2Rの分布図を描き、LDHとsIL-2Rが乖離する2群について検討する。A群はLDHと正常値の比(LDH/N)が2倍以上であるが、sIL-2Rが2000U/ml未満である患者の集団とし、B群はLDH/Nが1未満であるのに、sIL-2Rが3000U/ml以上を呈する患者の集団とした。A群およびB群において、特徴的な臨床症状を検討する。【結果】A群に該当するのは13例(男6:女7)で、縦隔原発が3例、リンパ節外発症が4例見られた。全例が進行期での診断であり、そのうち、9例に巨大腫瘤形成が認められた。病理組織はGCB型がnon-GCB型よりも多かった。B群は15例(男8:女7)で、後腹膜リンパ節腫瘤が7例、胃原発が2例、腹腔内リンパ節発症が2例認められた。病理組織型はnon-GCB型がGCB型より多く、CD5陽性例も3例あった。また、マントル細胞リンパ腫(MCL)や辺縁帯B細胞リンパ腫(MZL)との鑑別を要するものがそれぞれ1例ずつであった。【結論】LDHとsIL-2Rが相関しないDLBCL症例について、発症組織との何らかの関連が考えられた。

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