演題詳細

ポスター / Poster

ポスター 12 (Poster 12) :MDS:臨床 1

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日程
2013年10月11日(金)
時間
16:50 - 17:50
会場
ポスター会場 / Poster (ロイトン札幌 3F ロイトンホールABCD)
座長・司会
波多 智子 (Tomoko Hata):1
1:長崎大学原爆後障害医療研究所 血液内科学研究分野(原研内科)
 
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アザシチジン治療中に急性白血病化した2例

演題番号 : PS-1-85

平井 学 (Manabu Hirai):1、坂本 恵利奈 (Erina Sakamoto):1、橋村 光晴 (Mitsuharu Hashimura):1、井上 敦司 (Atsushi Inoue):1、相本 瑞樹 (Mizuki Aimoto):1、市原 弘善 (Hiroyoshi Ichihara):1、中前 博久 (Hirohisa Nakamae):2、日野 雅之 (Masayuki Hino):2

1:四天王寺病院 血液内科、2:大阪市立大学大学院医学研究科 血液腫瘍制御学

 

【緒言】アザシチジン(AZA)は、予後不良群MDSに対して唯一延命効果の期待できる治療薬として本国でも広く使用されている。しかし治療効果発現の時期の見極めが困難で、継続投与の必要性等については定まった考え方はない。今回AZA治療効果後の継続投与中に白血病化の見られた症例を報告する。《症例1》62才女性。MDS RCMDからRAEB2(IPSS Int-2)に進行し、AZA 75mg/m2 で治療開始。2コース投与後に輸血離脱して完全寛解(CR)となった。継続投与7コース後に汎血球減少とLDH高値認め、骨髄中Blast70%まで増加、白血病化の診断の下IDA-AraC療法施行しCRに至った。AZA治療再開したが再増悪しIDA-AraC療法耐性でMIT-AraC療法中に腫瘍死された。《症例2》79才女性。MDS RAEB1(IPSS Int-2)。AZA 2コースでmCR.。輸血依存性で、治療継続し7コース終了後に急性白血病化となった。IDA-AraC療法抵抗性で体力の低下もありACR-Low dose AraCにAZA同時併用(Full course low dose AraC+AZA: FLAA療法)して1コースでCRとなり輸血不要となった。以降AZA同時併用で短期ACR-Low dose AraC療法(Short course low dose AraC+AZA: SLAA療法)継続してCR維持し、-7クローンの減少も確認できている。【結語】AZA治療中に白血病化した症例に対する検討報告はなく、自然経過か、AZAによる白血病化の誘導かは不明である。ただ2例とも薬剤(IDA-AraC)完全不応性で急激に悪化しており、いったんAZAで効果が見られても慎重に経過観察する必要があると考えられる。症例2はFLAA療法で(AZA単独で得られなかった)CRに至っており、AZAの他剤併用療法の可能性を示唆するものであった。

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