演題詳細

一般口演 / Oral Session

一般口演 26 (Oral Session 26) :CML:臨床TKIその他

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日程
2013年10月11日(金)
時間
15:25 - 16:25
会場
第7会場 / Room No.7 (ロイトン札幌 2F リージェント)
座長・司会
鳥本 悦宏 (Yoshihiro Torimoto):1
1:旭川医科大学病院 腫瘍センター
 
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慢性骨髄性白血病に対する低用量nilotinib治療

演題番号 : OS-1-131

永井 孝一 (Koichi Nagai):1、飯酒盃 訓充 (Noriatsu Isahai):1、桃井 明仁 (Akihito Momoi):1

1:新潟県立中央病院 内科

 

CMLに対するnilotinib投与は、有害事象や前治療の影響のため、常用量の600-800mg投与が困難な症例が存在する。今回、常用量投与例と低用量投与例を比較検討したので、報告する。【症例】42歳~82歳(中央値60歳)の17例。男性12例、女性5例。TKI前治療あり5例、前治療なし12例。【結果】TKI前治療歴を有する5例は、全て、nilotinibを200-400mgで開始し、低用量投与を継続していた3例で、2-22か月でmajor moleclar response(MMR)を達成した。初回治療例12例では、600mg投与開始例は4例、300-400mgに減量し投与を開始し、600mgへ増量を予定した症例は8例認めた。低用量投与例1例、低用量からの増量例4例で、4-12か月でMMRを達成し、600mg投与開始例では、2例のみが継続投与可能で、7-12か月で、MMRに到達した。しかし、低用量開始例2例で皮疹、1例で膵炎のため、投与を中止し、他剤に変更した。600mg投与開始例では、糖尿病の悪化で1例、皮疹で1例、投与を中止し、他剤に変更した。【考察】nilotinibには、早期に発症する有害事象もあり、低用量投与で治療を開始することで、有害事象の重症化を予防できる可能性が考えられた。また、低用量投与の継続にても、MMRに到達できることが示され、前治療の影響を有する症例でも有用な投与法と考えられた。ただ、症例数が少なく、観察期間が短いため、長期予後については不明であり、今後の症例の蓄積と、継続観察が必要と考えらえた。

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