演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

持続的血液浄化装置における遠隔モニタリングシステムの構築と問題点

演題番号 : WS-18-4

松田 真太郎:1、塚本 功:1、土屋 陽平:1、川邉 学:2

1:埼玉医科大学国際医療センターMEサービス部、2:埼玉医科大学保健医療学部医用生体工学科

 

医療機関で使用する医療機器の高度化や多様化に伴い,医療機器の不具合報告やヒューマンエラーやヒューマンファクターに起因するインシデントが増加している.医療機器の操作や監視は,医療安全の観点から医療機器を専門的に扱う臨床工学技士が常時立ち会える環境である事が望ましい.病床数の多い医療機関では重症患者が多く,使用される医療機器は多数配置され,CE が全てを対応する事は困難である.そのため,医療機関で医療機器が安全で適切な稼働を可視化できるモニタリングシステムが必要であると考えられる.持続的血液浄化療法(CBP)は,長時間で連続的な体外循環が必要な治療であり,エラー発生の監視や対処を怠ると患者生命に影響を及ぼす重大な医療事故に発展する可能性が高い.そこで,手始めとして我々がCBP 装置の安全使用についてバックアップするため,各部の圧力,水収支,各種アラート情報等の稼働状況を遠隔でモニタリングできるシステムを構築した.遠隔モニタリングシステムの問題点として医療機器から出力される膨大なデータの活用方法があげられる.蓄積されたデータは,今後の安全や発展に寄与する可能性があるため,分析し臨床で利用できる形にする必要がある.そこで今回,持続血液浄化装置における遠隔モニタリングシステムの概要および安全管理に対する効果と収集したデータの活用方法について報告する.

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