演題情報

シンポジウム

開催回
第62回・2017年・横浜
 

高齢者腎移植の現状と展望

演題番号 : SY-04-2

齋藤 満:1、佐藤 滋:2、羽渕 友則:1

1:秋田大学大学院医学系研究科腎泌尿器科学講座、2:秋田大学医学部附属病院腎疾患先端医療センター

 

腎不全患者の高齢化が進むわが国では透析導入となる患者の平均年齢は約70 歳となり,同様に腎移植レシピエントの移植時平均年齢も上昇しており,高齢で腎移植を受ける患者数も増加している.
若年から中高年の末期腎不全患者に対する腎代替療法について,腎移植と透析療法との比較では期待余命に約2 倍の差があるとされる.腎移植施行により心血管系合併症での死亡リスクが低下することが主であるが,他にも患者のQOL 改善や医療経済の側面などからもメリットが大きいことから,中高年までの末期腎不全患者で腎移植の適応がある場合,腎移植を施行すべきという論調には異論は少ないと思われる.
高齢末期腎不全患者においても,透析療法の医療水準が高いとはいえない欧米では,腎移植の方が予後良好と報告されているが,透析療法の成績が非常に良好な我が国でこれがそのままあてはまるのだろうか.本邦における高齢末期腎不全患者に対する腎代替療法について,透析療法と比較して腎移植の優位性はどうか.高齢腎移植レシピエントの移植成績について,当院のデータや文献を紹介する.

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