演題情報

ポスター

開催回
第62回・2017年・横浜
 

心拍出量と除水速度の関連

演題番号 : P-3-598

中島 譲:1、吉田 和彦:1、権田 未来:1、今井 和政:1、山本 瞳:1、小林 淳晃:1、廣瀬 悟:1、杉原 仁:2、下山 博身:2

1:友愛三橋クリニック臨床工学課、2:友愛クリニック

 

【目的】透析時の心拍出量(CO)は除水速度の影響を受けやすいと考えられるが,今回CO に及ぼす因子を評価した.
【対象】当院に通院する維持透析患者70 名.
【方法】透析モニターHD02(Transonic 社製)を用いて透析開始時と終了時にCO と一回拍出量(SV)を測定し,背景因子や各種指標を比較した.
【結果】CO とSV は全体で透析開始時から終了時にかけて平均で各々30.2%,33.0% と有意な減少を認め,各減少率(%)と除水速度(L/h)との相関にはCO がr = 0.399,SV はr = 0.394 と共に有意な負の相関を認めた.そこでCO を減少率< 30% 群(34 名)と≧ 30% 群(36 名)に大別した.≧ 30% 群は< 30% 群と比較し,有意に総除水量(L)が多く除水速度が速かった.一方,心エコーではEF などに差はなかった.
【考察】CO と除水速度は関連することが再確認された.除水速度が速いと静脈還流量が低下しやすくなり,この前負荷の減少がCO 低下の主因と思われたが,EF との関連を示すまでには至らなかった.

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