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開催回
第62回・2017年・横浜
 

透析液Ca濃度変更(3.0 mEq/L→2.5mEq/L)による検査結果、薬剤使用量の推移と比較検討

演題番号 : P-3-593

中野 翔大:1、田中 翼:1、平賀 紀貴:1、村松 幸子:1、齋藤 康剛:1、鈴木 裕明:1、佐久間 資子:1

1:町屋駅前クリニック

 

【目的】透析液Ca 濃度3.0mEq/L から2.5mEq/L へ変更した際の透析患者へのCa,P 代謝の影響を検討した.
【対象】透析液変更前後2 年間に在籍していた外来維持透析患者53 名(男性31 名女性22 名).
【方法】血液データ,定期処方量,Ca,P9 分割図管理目標の推移を比較した.
【結果】血清補正Ca9.32 → 9.17mg/dL と低下,血清P5.44 → 5.74mg/dL,i-PTH160 → 227pg/mL,ALP242 → 292IU/L と上昇した.Ca,P9 分割図の管理目標である分類5 は67.1%→ 63.8%と低下したが変更後の後半6 ヶ月は67.9% と改善傾向だった.薬剤使用量は活性型ビタミンD 製剤(VD 製剤),P 吸着剤,シナカルセトすべて全体的に増加し,Ca 製剤の使用量が大幅に増加した.
【結語】 透析液Ca 濃度変更により血清Ca 値が低くなり血清P コントロールにおいてCa 製剤が使用しやすくなった.透析液Ca 濃度の変更直後はCa,P コントロールは難しいが,薬剤使用量の調節でコントロール可能だと考えられる.今後も長期的に注視していきたい.

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