演題情報

ポスター

開催回
第62回・2017年・横浜
 

セフェピム塩酸塩水和物投与により異常脳波所見を呈した透析患者の1症例

演題番号 : P-3-492

田村 幸大:1、重田 泰基:1、森本 真由子:1、池田 悠人:1、山本 尭:1、有留 大海:1、貴島 沙織:1

1:大隅鹿屋病院内科

 

【症例】65 歳,女性
【現病歴】近医で週3 回4 時間の血液透析を施行されていたが肺水腫を合併し低酸素血症を認めたため紹介
【経過】酸素マスク10L でSpO2 97%,膿性痰の喀出も認め気道感染の合併が疑われた.緑膿菌を含むグラム陰性桿菌を広くカバーする目的でCFPM 1g×1/ 日を開始.抗菌薬開始後5 日目に従命不可となった.頭部MRI を施行したが,有意な所見は認めず.6 日目に脳波検査にて全般性周期性放電を認めた.CFPM による脳症を第一に疑いセフェピムを中止.9 日目に意識清明となった.12 日目の脳波検査にて全般性周期性放電は消失.CFPM 中止後4 日で意識清明となり,脳波上全般性周期性放電が消失したため,CFPM 脳症と診断した.
【考察】CFPM は入院患者の発熱や緑膿菌感染において有用な抗菌薬である.腎機能障害の存在下でCFPM 脳症を発症した報告はあるが,脳血管障害のハイリスク症例でもあるため,慎重な鑑別が求められる.CFPM 投与中の意識障害において迅速な脳波検査の施行が有用である.

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