演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

腹部大動脈瘤に伴う慢性DICの2例

演題番号 : P-3-485

吉野 篤範:1、金子 雄:1、三澤 英央:1、長堀 克弘:1、太田 茂之:1、北澤 篤志:1、甲田 亮:1、増田 聡雅:2、川本 進也:1、竹田 篤志:1

1:獨協医科大学越谷病院腎臓内科、2:獨協医科大学越谷病院腎予防医学センター

 

【症例1】80 歳,男性
腹部大動脈瘤既往,高Mg 血症による徐脈・慢性腎不全急性増悪にて緊急入院・透析を行った患者.入院時既にDIC 罹患.新鮮凍結血漿(FFP)・トロンボモジュリンアルファ(TM)を投与.基礎疾患は手術適応なし.TM 著効したが中止後悪化.ワーファリン+カモスタッドメシル(CM)は効果なく,ヘパリンの皮下注にてコントロールでき転院した.
【症例2】81 歳,男性
腹部大動脈瘤(ステント留置術後)既往,内シャント設置術入院の患者.入院時既にDIC 罹患.FFP・TM 投与するもTM は効果なし.ナファモスタットは著効したがCM は効果なし.大動脈瘤手術は本人意志により行わず.ヘパリン皮下注は有効量でAPTT 過剰延長し中止.透析の観血的処置でDIC 進行あり,最小限の週1 回透析で,DIC治療をせず,外来維持可能となった.
【考察】慢性DIC は大動脈瘤等基礎疾患の治療が根本的だが,透析患者にはこれを行い得ず,難渋する症例が存在する.文献的考察を交え報告する.

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