演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

キサンチン骨格を持つLinagliptinによる抗炎症効果

演題番号 : P-3-431

中村 裕也:1,3、稲垣 昌博:2、辻 まゆみ:3、大澤 勲:1、後藤 博道:1、後藤 善和:1、木内 祐二:3

1:(医)埼友草加病院腎臓内科、2:昭和大学富士吉田教育部化学、3:昭和大学医学部薬理学講座医科薬理学部門

 

【目的】胆汁排泄型DPP-4 阻害薬のLinagliptin は,Phosphodiesterase阻害によるadenosine 3′,5′-cyclic monophosphate(cAMP)上昇に起因する抗炎症効果も期待されてきた(Renal Replacement Therapy.2016; 2: 17 ).In vitro モデルでLinagliptin によるcAMP への関与を確認する.
【方法】Human umbilical vein endothelial cell を2×105 cell/mL に調製し,24 時間培養後,50 nM Linagliptin と50 nM Caffeine で1 時間前処置し,1 μg/mL のLipopolysaccharide(LPS) と1 mM のindoxyl sulfate(IS)および50 nM Linagliptin と50 nM Caffeine を処置した.細胞はCytosolic 分画を抽出し,薬剤負荷10 分後にcAMPを測定した.
【結果】LPS 炎症誘発下ではLinagliptin,Caffeine 処置群ともにcAMP が有意に上昇した.IS 炎症誘発下ではcAMP は,Caffeine 処置群で有意に上昇し,Linagliptin 処置群では上昇傾向だった.
【結論】Linagliptin の抗炎症作用は,cAMP 上昇も関与することが示唆された.

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