演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

インクレチン関連薬の普及により、糖尿病透析患者のGA、GA/HbA1cは低下したが、HbA1cは変化しない

演題番号 : P-3-426

近藤 照貴:1、中山 一孝:1、島田 美貴:1

1:長野中央病院内科

 

【目的】インクレチン関連薬(Inc)普及後の糖尿病透析患者の使用薬剤と血糖関連指標の変化を横断的に検討.
【対象および方法】外来糖尿病透析患者を対象とし,Inc 上市前の2009 年11 月とInc 普及後の2016 年11 月の糖尿病治療とGA,HbA1c,GA/HbA1c を比較.
【結果】糖尿病透析患者は2009 年は全透析患者113 例中49 例(43.3%),2016 年は134 例中69 例(51.5%).各々,食事療法は21 例と23 例,経口糖尿病薬(OHA)20 例(AGI4,GLI9,SU7)と56 例(AGI7,GLI11,SU3,DPP4i35),INS14 例と11 例,GLP-1RA4 例(重複あり).2016 年は56.5%にInc が使用されており,INS 使用は相対的に減少.全体ではGA は23.3 → 21.7%,GA/HbA1c は3.7 → 3.5 に有意に低下したが(p < 0.05),HbA1c は6.4 → 6.3%で変化なし.治療法別では食事療法,INS(+OHA) では変化なく,OHA 例でGA とGA/HbA1c は有意に低下し,HbA1c は有意差なし.
【結語】Inc 普及後にGA,GA/HbA1c は有意に低下したが,HbA1cは変化せず,この乖離はIncによる血糖変動抑制の関与が推定される.

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